ああ、なんだか今日は眠れない。
明日は6時に起きなきゃなのに、もう2時なのに、寝なければいけないのに。
時計の針は無情に進む。でも一向に眠れない。むしろ、ああ、、、目が冴えてゆく。
誰にだって寝つけない夜がありますよね。
それはあなたの気分の問題かもしれませんし、あるいは寝具の問題かもしれません。
理由はどうあれ、寝付けぬ夜の結果=睡眠不足はあなたの悩みになるでしょう。
日々の睡眠を快適にとりたい。これは万人共通の望みだと思います。
そこで本記事では、私が取り入れている就寝法をご紹介したいと思います。
その名もファーストクラス就寝法です。
急におバカな雰囲気を感じたアナタ。正解です。これはおバカな記事です。よろしくお願いします。
これはおバカな記事です!
先に言い訳しておくと、ファーストクラス就寝法の効果は結構すごいです。
毎日の睡眠が幸福感に包まれたものとなり、睡眠がものすごく楽しみになります。
私の場合、この方法で非常に快適な睡眠を得られるようになりました。マジで効果出てます。だから寝苦しさに悩むあなたに共有させていただきたいのです。
よろしくお願いします。クソみたいな内容だけど付き合ってください。ごめんなさい。
知らないよ!
Contents
ファーストクラス就寝法~手順~
やり方は非常~に簡単です。
- 就寝準備
- 布団に入る
- 妄想する
これだけです。
順を追って解説しましょう。
①就寝準備
普段通りの就寝準備をしましょう。
風呂に入ってパジャマに着替える。歯も磨きます。
ここでの行動に注文はありません。普段通りやってください。
風呂上がりにアイス食べてもいいよ!
好きなだけテレビ観ていいよ!
②布団に入る
準備ができたら布団に入りましょう。
布団がなければベッドでもいいです。当たり前です。
就寝の時刻すら制限しません。
あなたの生活様式に合わせた成り行きの時刻で結構です。
③妄想する
布団の中で手足を伸ばしましょう。
そして、飛行機のファーストクラスで寝ている妄想をしましょう。
以上です。
そ れ だ け で す。
ファーストクラス就寝法~解説~
手順については完璧な説明を終えました。
あなたがやることは1つだけ。ファーストクラスで寝ている妄想をすること。
それだけです。
これはもう何回読んでいただいても変わらないので、私の論はここまでです。
しかし、ここで記事を終えるのはあまりにも乱暴だという批判もありましょう。(私もそう思う)
読者諸君の得心を得るべく、もうちょっと解説を続けます。
ファーストクラスってどのぐらい最強なの?
ファーストクラスにどんなサービスがあるか具体的に知っていますか?
知らないって方はまずこちらのページを見てください。
快適そうなシート、快適そうな窓、快適そうな机、嬉しそうなおじさん。
見ているコチラまでも心地よくなってきます。
まさにファースト。ファーストオブファーストです。
私はおもむろに辞書を手にとり、ファーストの意味を調べ直してみました。「第一の」「最上級の」「一塁手」という意味があるらしいです。このおじさんが一塁手でなければ「最上級の」という意味が最も適当なんでしょう。
ファーストクラスのサービスは”極上”
サービスの内容は極上の一言です。
食事はそこらの高級レストラン以上だし、高級な酒だって飲み放題だし、映画だって大画面で見放題。航空機によってはシャワーすら浴びることができます。
空の上とは思えないようなラグジュアリーを思い切り堪能!
ファーストクラスとはそういう場所なのです。
ファーストクラス最大の優位は”就寝環境”
そんな極上のサービスの中、ファーストクラスをファーストクラス”たらしめて”いるのはやはり就寝環境でしょう。
なんといっても驚きなのは、水平なベッドで身体を伸ばして寝られることです。
エコノミークラスに乗った方には分かるでしょうけど、
飛行機の旅で1番憂鬱なのは就寝の瞬間ですよね。
エコノミークラスの憂鬱
薄明るい機内。漏れ聞こえる雑音。
狭いシートを気休めに倒して目を瞑るが、刺激と興奮で寝つくことが難しい。
隣人のトイレに道を譲り、テーブルの騒音に耳を叩かれ、
伸ばせない足を揉みながら数瞬のまどろみを得る。(それすら窮屈だ)
エコノミークラス症候群を気にして時々立ち上がるが、その度に自分が疲れていることを実感する。
人口密度は許容できる値を遥かに超えている。他人のイビキもすぐ隣のようだ。
それでも搭乗時間は長い。自分を誤魔化して眠るしかない。
ああ、まだ2時間しか経っていない。。。
そんな中、ファーストクラスの住人は水平なベッドで体を伸ばし、高級チョコをつまみながらゲームなんぞに興じているのです。エコノミークラス症候群などどこ吹く風です。
貧富の隔たりが叫ばれて久しいですけど、これほどの格差が他にあるでしょうか。
エコノミークラスに乗りながらファーストクラスに憧れるのは万人共通の経験でしょう。
ファーストクラスでならグッスリ眠れるんだろうなあ…。
皆さんもそう思いますよね?
え・・・?私の家・・・最強?
ここで話を横に振り、あなたの家の寝床を見てみましょう。
部屋の広さは6畳か、或いは4.5畳か、まあそれ以上はあるでしょう。
そして寝具は布団かベッドか、まあ百歩譲ってハンモックぐらいの変化球はあるかもしれません。
まずここで驚いてほしいんですけど、あなたの部屋はファーストクラスより広いみたいです。
もう一度JALのページを見てください。
例のおじさんの専有スペースはせいぜい2畳といったところでしょう。広いなあ
彼はその狭い空間で寝なければいけません。横になれるとはいえ、体を大の字に伸ばすことは困難です。
それと比べ、あなたの専有スペースは随分広いです。
布団から離れて食事を摂ることもできます。(食卓もおじさんより広そうです)
ファーストクラスよりも優れた就寝環境
何よりも大事なのが、あなたはそこで水平になって眠れるという点です。
いいですか。ファーストクラスはベッドが水平なのが何よりも素晴らしい点でしたよね。
で、あなたの家の寝床は水平です。
あなたの家の寝床はほとんどファーストクラスなのです。
異論を差し挟む余地はありません。
私の家のサービスだって”極上”
さらにさらに、あなたの家はサービスだってファーストクラス以上です。
まず食事と酒。
あなたの家にはキッチンがあります。
自分で調理すればレパートリーは無限大です。
和洋中からエスニックまで、好きなものを作って食べられます。
セルフサービスが嫌ならば近所のレストランに行きましょう。
ファーストクラスに乗るより遥かに割安な価格で好きなものを食べられるのです。
それも面倒ならコンビニだってあります。数百種類の食品から好きなものを選べます。酒も菓子も豊富です。ファーストクラスにこのレパートリーは有り得ません。
次に映画。
今この記事を読んでいる端末。それでamazonにアクセスしよう。amazon primeに登録すれば月々400円以下で映画が見放題です。いつも思いますけど、これは極めてイカレたサービスです。
映画に飽きたらマンガを読んでもいいですし、ゲームに興じてもいいです。
いずれにせよ、飛行機の中よりも豊富な選択肢があなたを待っています。
そして設備。
あなたの家のシャワーは飛行機のシャワーより広いでしょうし、時間や湯量の心配なく使うことができます。湯船にだって入れるかもしれません。
シャンプー類のアメニティだって完璧です。無数の選択肢の中から、あなた自身がセレクトしたあなた好みの逸品が揃っているはずです。
ファーストクラス < 家
ここまでの議論をまとめてみました。
ファーストクラス | あなたの家 | |
広さ | 2畳程度。猫の額。 | 4.5畳以上。余裕の広さ。 住めるぐらい広い。 |
寝床 | 横になるのが限界で展開が無い。 | ベッドも布団もハンモックも自由自在で選び放題。 |
食事 | 勝手にセレクトされた数品しかない。 | 気分次第で無数のレパートリー。自炊からオーダーメイドまで自由自在。 |
酒 | 高級酒しか選べない。 | 高級酒から乙類焼酎まで好みに応じて何でもOK。 |
レジャー | たぶん映画しか観れない。 | 映画も漫画もTVもゲームも何でもござれ。外でサッカーやってもよし! |
風呂環境 | シャワーしかない。 | 湯舟まである。 |
さあ皆さん御唱和を。
家、すげえ。
あなたの家はファーストクラスより遥かに素晴らしい。
実はあなたは毎晩ファーストクラスで寝ているのである。
もう一度エコノミークラスのことを思い出してください。
エコノミークラスの窮屈な座席に押し込められているアナタ。
寝返りはおろか、そもそも横になることができません。狭く硬いシートでうなされながら浅く眠るのが関の山です。
そ れ と く ら べ れ ば
あなたの家は超極上のファーストクラスなのです。
あなたの寝床は何でもできる。手足も伸ばせるし寝返りも打てるし映画も観れます。食事してシャワーを浴びて万全の状態で布団に入ることができます。
改めてその事実を理解しましょう。
自分はなんて恵まれているのだろうか!!と。
こう考えながら布団に入ると、エコノミークラスで喘ぐ自分に思い切り自慢してやりたい気分にならないだろうか。
その幸福感こそがファーストクラス就寝法の肝である。
布団、部屋、家といった環境に全力の感謝を示し、
自分がいかに幸せかを噛み締めながら目を瞑るのだ。
私の経験上、信じられないほどよく眠れる。是非お試しあれ。
更なる効果を得るために~ファーストクラス贅沢法~
ここでファーストクラスの料金を調べてみましょう。
東京~パリ間で約250万円でした。
いや、250万て。
筆者の家庭(3人家族)に換算すると約4年分の食費になっちゃいますね。
ファーストクラスで一晩ビューンしたら我が家の13149食(※)が消えてなくなります。
もうとち狂っているとしか思えないんですけど。どんなブルジョアが乗るんでしょうね。不思議を通り越して不安になってきます。
※(365日×4年+1日(閏年))×3食×3人
ところが前述のとおり、家での就寝はファーストクラスでの就寝とあまり変わりません。ていうかファーストクラスより素晴らしい環境です。目が覚めたときにパリに着いているかいないかの違いだけです。
つまり、あなたは毎晩250万円超相当の生活ができているのです。
あなたは(パリに行かないというだけで)毎晩250万円もの節約に成功しているのです。
この論理の破綻に気付くことは簡単ですけど、そういうことを気にしない方が人生は楽しくなります。
したらば、そのお金から多少の贅沢をしてもよいでしょう。ファーストクラスに乗ったつもりで自分へのご褒美を確保するのです。
これがファーストクラス贅沢法です。
例えばファーストクラスに乗ったつもりで近所のレストランに行ってみましょう。
金に糸目など不要です。好きな料理と好きな酒を好きなだけ食べて構いません。ここで精々10,000円。帰り道に高級な菓子を買ってもいいですね。ハーゲンダッツを好きなだけ買っても精々1,000円です。まだあと2,489,000円残っています。
この機会にアメニティも見直してみましょう。
ファーストクラスにありそうなフカフカのタオルを買うのはいかがでしょうか。ファーストクラスにありそうな爪切りを買ってもいいですね。ファーストクラスに乗ったつもりになれるようなグッズをたくさん揃えてみましょう。より一層幸せな気分になれます。
お金のことは心配しないで。あなたは毎日250万円の節約に成功しているのですから。
まとめ:日常は妄想で豊かになる
ファーストクラス就寝法はいかがでしたか。
まあ要するに、エコノミークラスの環境と比べればどんな生活も幸せに思えるってことです。
我々の普段の生活はファーストクラス以上に恵まれたものなのです。
こういう人生の捉え方もあるんだなーっていうのを理解してもらえると嬉しいです。
この記事を読んで、皆さんが日々の生活をより幸せなものに感じるようになってもらえれば、それはもう望外の喜びです。ご精読ありがとうございました。
唯一の問題は筆者にファーストクラス搭乗経験がないことです。っていうかビジネスクラスすら無い誰か私をファーストクラスに乗せてください。