サイトウさんのサイって種類が多いですよね。
筆者の周りにもたくさんのサイトウさんがいますけど、”サイ”の字がそれぞれ違って、覚えるのが結構大変だったりします。
そもそも同じサイトウさんなのに何であんなに種類があるのでしょう。ひょっとしてルーツも違うのでしょうか。気になったので調べてみました。世の中のサイトウさんを丸裸にできればいいなと思っています。
なんだかおバカな雰囲気を感じたアナタ。正解です。これはおバカな記事です。よろしくお願いします。
これはおバカな記事です!
よい子のみなさん
筆者はサイトウさんじゃないですよ!個人特定はやめましょうね!
Contents
サイトウさんのルーツを探る
そもそも名字のルーツってどうやって調べればいいか分かりません。でもまあググってみればなんとかなるでしょう。「齋藤 ルーツ」で検索したら、おーおー出てきましたよ色んなサイトが!!!
っていうわけで、ググって出た情報をまとめる記事になりかけています。多分そうなります。よろしくお願いします。
よく考えたら自分の名字のルーツも知らないんですけど、なんでサイトウさんのルーツを調べることになってるんでしょうね。知りません。
フルスペック齋藤 リーズナブル斉藤
世の中には大体4種類のサイトウさんがいます。西東さんとかもいるみたいですけどこの記事では触れません。
- 齋藤
- 斎藤
- 齊藤
- 斉藤
で、筆者の周りにもちゃんと4種類います。
そんなにいると分かりにくくてしゃーないです。
ふと名前を書くときに「あれ、あのサイトウさんは斎藤だっけ??」とかなって困り果てます。
というわけで、これらのサイトウさんのことを筆者は自分の中でこう呼んでいます。
齋藤 | フルスペック、ハイエンド |
斎藤 | 下ハイスペック、下サイトウ |
齊藤 | 上ハイスペック、上サイトウ |
斉藤 | リーズナブル、ローエンド |
リーズナブルが訳語として正しいかはさておき、これが結構ピンズドでハマって覚えやすいです。
うちの職場に齊藤さんが異動してきたときは「上ハイスペックの人だ!」と意識して覚えました。1回も間違えていません。
齋藤さんと斉藤さんが並んで歩いているのを見ると「ハイエンドとローエンドだ…!」とか勝手に思っています。斉藤さんごめんなさい。覚えやすいんですよ。これ。
齋藤・斎藤・齊藤・斉藤の人口を比べてみた
ググってる最中にこんなサイトを見つけました。今の世の中ってすごいですね。何でも分かります。
このサイトを見つけた時もうこの記事要らないんじゃね?と思いましたけど私はめげません。私は私なりの見解でサイトウ問題にケリをつけたいのです。そのために記事を書くのです。
というわけで、各種サイトウさんの人口をまとめてみました。
特定のサイトウさんだけが多いとかあるのでしょうか。
齋藤 | 86,800人 |
斎藤 | 542,000人 |
齊藤 | 37,100人 |
斉藤 | 323,000人 |
ソース:名字由来ネット
結構割れたな!!!
こうハッキリ差が付くとは思いませんでした。
齊藤さんは結構レア
齊藤さんなんて37,100人しかいません。
37,100人っていうと難波さんと同じレベルらしいです。
皆さんの周りに難波さんっていますか?筆者はいません。見たこともありません。
そう考えると齊藤さんはそこそこレアな気がしてきますね。
↓グラフにしてみると一目瞭然です。齊藤さん少ないよッ!!!

齋藤・斎藤が本来のサイトウさん
調べているうちに驚愕の事実に行き当たりました。
実は本来のサイトウさんは齋藤・斎藤の2種類に限られるそうです。
フルスペック齋藤が元祖
本来の本来のサイトウさんは齋藤です。
フルスペックの「齋」は旧字体なんですね。サイトウさんのルーツは齋藤さんなのです。
下ハイスペック斎藤は新字体
フルスペック「齋」の新字体は下ハイスペックの斎です。
まとめるとこういう関係↓です。
旧字体 | 齋藤(フルスペック) |
新字体 | 斎藤(下ハイスペック) |
とにかく、サイトウさんは新旧2種類というのが本来の形なのでした。
齊藤・斉藤は新種のサイトウさん
じゃあ齊藤さんと斉藤さんは何なの?ってなりますよね。
実は齊藤さんと斉藤さんは新種のサイトウさんです。
もともと「斉」って字は「セイ」と読みます。一斉のセイです。
「サイ」って読まれ始めたのは斉藤さんの出現と同時です。
さらに「齊」なんて字は元々ありませんでした。
齊藤さんのためだけに新造された漢字なのです。
新しい読みを作っちゃったり、それどころか新しい漢字を作っちゃったり、齊藤さんと斉藤さんはなんだかすごいルーツがありそうですけど、実際のところどうなんでしょうか。
齊藤さんと斉藤さんはどうやって誕生したのでしょうか。
齊藤・斉藤は書き間違いで生まれた!
実は、齊藤さんと斉藤さんは役所の書き間違いで生まれました。
戸籍制度が始まるときに姓名が手書きで管理されていたのですが、その際に書き間違いがあって生まれたのです。
つまり、旧字体と新字体の齋藤と斎藤がまず存在し、その書き間違いで齊藤と斉藤が生まれたのでした。
さっきも言いましたけど斉藤の斉はもともと存在していて、読みが違うだけでした。だから斎藤と斉藤を間違えて誕生したというのはまあ理解できます。
ところが、齊藤の齊はもともと存在しませんでした。フルスペック齋藤の齋を書き間違えたものと思われますが、この役人は結構エラいことをやらかしたわけです。これで新漢字ができてしまったのですから。
戸籍名の間違いは役所か家庭裁判所へ
今の時代は戸籍も電子で管理されており、以上のような書き間違いによる弊害は起きづらくなっています。
しかしながら、我々が戸籍を申請するとき(例えば出生届など)は未だ手書きの文化ですから、書き間違いが起こる余地はまだ残っていると言えます。
子どもの出生届を出しに行ったときは「本当にこの漢字で合っていますね?」というのを何度も何度も確認されました。それだけ間違いが多いんだろうなあと思いました。
実際に戸籍が間違って登録されてしまった場合は結構大変です。
戸籍は個人情報の1番大事なところですから、その手直しにはメチャクチャ厳重な手続きが決められているのです。
具体的に言うと、自分の間違いで誤った戸籍を登録してしまった場合は本人による家庭裁判所への申し立てが必要です。そこで戸籍訂正許可をもらって初めて戸籍が直せます。
ただし、役所側の間違いで誤った戸籍が登録されてしまった場合は市役所に申し立てるだけで済みます。市町村長や法務局の権限で勝手に訂正してもらえます。
まとめ:がんばれ齊藤さん
いかがだったでしょうか。
全国のサイトウさんのルーツと分布が分かっていただけたと思います。
個人的に印象深かったのはやはり書き間違いの件で、上ハイスペックの齊が純粋な間違いから生まれたという点はショックですらありました。
っていうか、齊藤さんが「自分のルーツを調べてみよー」とか思い立ったら結構悲惨です。齋藤さんと斎藤さんは由緒も歴史も見つかるのに、齊藤さんが辿り着くのは間違いでしたとかいうワケ分からん起源なのです。私の職場にも齊藤さんというオジサンがいますが、なんかちょっと「優しくしてあげよう…」と思いました。
同じ「書き間違い由来」でもリーズナブル斉藤の方はそこそこ隆盛しているんですよね。やっぱりシンプルな漢字だから好まれたんでしょうか。そういう意味でも齊藤さんが若干不憫な気がして、、ぐう。