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パソコンは自作がオススメ~自作PCのメリットとは~

自作PCという言葉をご存知でしょうか。

自作PCとは、パーツを個別に購入して自分で組み立てるパソコンのことです。

先に言いますと、自作PCは超絶オススメです。興味あるのにやらないのは損ですよ!ってぐらいオススメです。

本記事では、自作PCのメリットとデメリットを述べます。BTOや中古との比較は別記事に回して、とにかく自作PCの魅力を前面に押し出します。よろしくお願いします。

自作PCに興味がある初心者〜中級者を対象に、初心者でも熱意があれば読みきれる程度の内容を目標とします。

筆者は自作歴12年。ゼロからの自作は2台経験しています。2台目の自作PCは現在録画サーバとしてリビングで大活躍中。というわけで、知識レベル的には中級者に位置すると自覚しています。

自作PCのデメリット

最初に筆者の意見を述べます。

自作PCに興味がある人は自作PCを経験すべきです。(冒頭でも言いましたねコレ)

理由はとても簡単で、自作PCには自作PCにしかないメリットが沢山あるからです。

で、自作PCのデメリットは熱意さえあれば余裕で吹っ飛ばせるからです。

つまり、熱意がある人にはメリットしか残らないのが自作PCなのです。

ケンカタくん
ケンカタくん
やる気が大事なんだね!

 

なので、ここでは敢えて自作PCのデメリットからご紹介しようと思います。

このデメリットを読んでも自作PCに興味がある人は熱意がある人です。デメリットを吹き飛ばせる人です。自作PCのメリットだけを享受できるタイプの人です。迷わず自作に走ってください。

初自作はコスパが悪い

まず正直に言うと、初めての自作PCはコスパが悪いです。

自作PCはコスパが良いってイメージがありますけど、実情としてそれは間違いです。

慣れればコスパを追求することも可能なんですけど、初めてでそれは無理です。

初めての自作は本当にコスパが悪くなると思ってください。

とにかく時間がかかる

パーツ選びやトラブル対応に割く手間がかなり多いので、時間的なコストが地味に高いです。

あなたが暇な大学生とかなら全く問題ないんですけど、仕事に追われる社会人とかだとキツいだろうなってくらいには時間を食います。

パーツ選びのための勉強、組み立てのための勉強、トラブル対応のための勉強…自作PCには結構な勉強が必要です。

金銭的なメリットは控えめ

金銭的な節約効果はもちろんあるんですけど、そこまで大きくはないです。

BTOだと10万円かかるパソコンが8.5万円で組めた!

でも休みが4日も潰れた!!

ぐらいの結果になると思ってください。

中級者以上が自作する場合はサクサク進むため、劇的にコスパが良くなります。

 

サポートが無い(トラブル対応が自力)

たぶんこれが1番大きな問題です。自作PCにはサポートがありません。

普通のPCにはサポートが沢山ついています。「故障かな?」と思ったら量販店に持ち込めば何とかなります。

お金はかかりますけど、「これ修理できないですよ」って言われることは殆どありません。PC全体での保証とかも長~く付いています。

メーカーPCはサポートがある

一方、自作PCではそうしたサポートが一切受けられません。

「故障かな?」と思った瞬間に自己解決の旅が始まります。

保証はあるにはあるんですけどパーツ単位の保証です。

少なくとも「このパーツが悪い」ってところまでは自力で絞り込まないといけません。

自作PCはサポートが無い

少し補足すると、PCのトラブルの解決方法はネット上に腐るほど紹介されています。どんなマイナートラブルでもgoogleで検索すれば大抵はなんとかなります。なので、トラブル対応は知識量よりも粘り強さの勝負だと思ってください。熱意さえあればなんとかなりますし、熱意がなければ詰みます。そういう世界です。

 

失敗のリスクがある

トラブルで頭を抱える女性

これは比較的珍しいケースなんですけど、「自作PCを作る」という行為そのものが失敗に終わることもあります。

パーツ選定を誤ったり、組み立て中に壊してしまったりして、そもそもPC作りに失敗しました!ってなっちゃうパターンです。

そうなると最低でもパーツの買い直しを迫られるわけで、元のパーツを運よく転売できたとしても損金が出ます。結構な精神的ダメージになるでしょう。

実際、パーツを買い揃えてみたものの組み立てに大失敗し、数万円の損失を出して見事頓挫した…ってケースも稀にあるみたいです。

これに関してはもう気を付けて作業するしかないです。パーツ選びのときは慎重に情報を集め、組み立てのときはマニュアルや参考動画を事前に読んでおく…など、できるだけの準備をして作業に挑みましょう。まあどれだけ気を付けても「パーツ同士の相性問題」とかいうドボン要素があるんですけどね…

組み立てに関して。手先が器用か不器用かはあまり関係ないと思いますけど、プラモデルなどを作ったことがない人は「本当に組み立てられるかな?」と自問した方がいいと思います。目安として、IKEAとかで売ってる組み立て家具(あまり親切じゃないやつ)のマニュアルが読めない人は厳しい戦いになると思います。

 

自作PCのメリット

さて、デメリットの部分では皆さんを散々脅かしました。

自作PCってメリットばかりじゃないよ!覚悟してね!っていうのが伝わってればいいなと思います。

 

で、さっきも言いましたけど、

上記のデメリットを読んでも「私は平気」と思えている方は間違いなく素質があるので、

その熱意関心があるうちに自作PCに走ることをオススメします。

ここからは自作PCのメリットを紹介するので、順番に読んで指揮を高めていってください。

パーツ選びが超楽しい

自作PCの魅力は何といっても”楽しい”ことです。特にパーツ選びは超楽しいです。

なんちゅーか、PCのパーツって無限に近い組み合わせがあるんです。

例えばCPU。今から組む人が選べそうなCPUは新旧合わせて30は下らない種類があります。

で、それに合うマザーボードがこれまた30種類ぐらいあって、それに合うケースが30種類あって、ファンが30種類あって、、、、ってな感じです。そんな中から好きなパーツを選んでいいわけですよ。

そりゃもう無数の組み合わせがあるわけですから、自作PCってのはホントもうオリジナリティの炸裂なんです。カスタムロボなんか目じゃありません。

今回は静音性を重視して組んでみようとか見た目重視で小さくまとめてみようとか、いくらでも工夫の余地があります。無限の取り組み方があるのです。

だからもうとにかく楽しいんですよ。自分の知識を振り回して好きなものを作れる。趣味として完成された楽しさだと言っていいでしょう。

自由にパーツを選べる(BTOよりも遥かに自由)

組み立ての様子

上のメリットに通じてますけど、自作PCはパーツ選びに制限がありません

自作PCに似た概念にBTOっていうのがあります。

専門店が予めピックアップしたパーツ群からユーザーが好きなものを選んで、専門店に組み立ててもらうものです。セミオーダーみたいなもんです。

BTOも、ユーザーが自分で構成を選べるし、組み立ては店にやってもらえるしで、とてもメリットがある買い方なんですけど、(完全自作と比べると)パーツ選びにかなり制限が出てきます

高級な電源を使いたいのに選択肢が無いとか、地デジチューナーを内蔵したいのに対応していないとか、BTOだとそういう「痒い所」が出てきます。実際、自作の自由度に慣れてしまうとBTOには戻れないです。

自作PCのパーツ選びにも物理的論理的な制限はあります。このケースにあのファンは大きすぎて入らないとか、このマザーボードにあのメモリは相性が悪くて使えないとか、そういう細かいドボンです。ただ、それさえ避ければもう何だって選べるわけです。

 

スキルが身に付く

パソコンスキル

デメリットでも言いましたけど、自作PCってとにかく自己解決=勉強の連続です。パーツ選びから組み立てからアフターフォローまで全部自力でやる必要があるんです。

これはメチャクチャ時間を食うし、大変な労力なんですけど、その対価としてPCに関する総合的なスキルが付くことになります。PCを自作すること自体が訓練になるのです。

特にハードウェアについては「簡単なことなら何でも分かる」ぐらいのレベルに達することができます。

職場とかで「あの人詳しいんだよ」と言ってもらえるレベルです。(筆者がそうです)

メンテナンスが楽

自作PCのメンテナンスはとても楽です。中身を1番よく知っているのが自分だからです。

作ってみると分かりますけど、自分が作ったPCを見ているといじりたい衝動に狩られます。

休みの日に引っ張り出して分解清掃…とかも全然苦になりません。愛着が為せる技でしょうか。

パーツ交換とかも定期的にやりたくなります。あーそろそろHDDが古いから交換するかーとか増設するかーとか、なんかメンテナンスしたくなるんですよね。

なので、自作PCは市販のPCよりも寿命が長くなると思います。これはコスパ良に繋がるかな。

まとめ:熱意があるなら自作に走れ

いかがだったでしょうか。

自作PCにはデメリットもありますけど、それは熱意でどうにでもできる類のデメリットなので、熱意さえあるならメリットしか残りません。そういう話をしました。

この記事を読んで「自作やってみたいな」と思ってる人は四の五の言わずにパーツをポチッてください。パーツの知識が無いなら専門誌をポチッてください。

まあなんていうかメチャクチャ楽しいですから。よろしくお願いします。